個人年金保険って入っていた方がいいの?
個人年金保険には入らない方が良い。
と言うのが私の考えです。
それは、以下のような理由からです。
- 低金利の時代だから、個人年金保険の運用率も低金利である
- 途中で解約すると元本割れの可能性が高い
- 何があるかわからないこのご時勢、60歳まで個人年金保険として、資産の一部を固定してしまうことは不安である
現在は、超低金利時代
個人年金保険は、契約した時に利回りが決まります。ということは将来の受け取り金額まで決まることになります。
現在のような、超低金利の時代の個人年金保険は、非常に低金利で運用され、銀行の預金とさほど違いはありません。
途中解約は元本割れ
また、途中解約をすると、元本割れを引き起こす可能性もあります。
例えば、子供が進学するとき、お金が足りなくなって個人年金保険を解約したとします。
ほとんどの場合、返ってくる解約返戻金は、支払った金額より少なくなります。
「だったら、個人年金保険に入らずに、毎月銀行に預金しとけば良かった。」と残念な気持ちにさいなまれます。
個人年金保険に加入するメリットが見つかりません。
所得税における生命保険料控除が使えることぐらいしか、メリットを私は感じません。しかし、生命保険控除を利用してどれだけ所得税が返ってくるかというと、2,000円から3,000円程度です。
途中解約して、元本割れしてしまったら逆に失うお金の方が多くなります。
個人年金保険とは
要は、積み立ての預金です。
積み立てた預金を、分割してもらうのが個人年金保険です。
例えば、30歳の方が個人年金保険に加入します。
毎月10,000円ずつ支払らうと、60歳まで360万円+α貯まります。
+αは利息分です。
それを将来60歳になった時に、5年~15年のスパンで分割して受け取るのが個人年金保険の大まかな仕組みです。
10年確定年金なら10年間、
15年確定年金なら15年間、
また、終身年金という死ぬまでもらえるパターンもあります。
もっと詳しく知りたい方は、「生命保険商品一覧(個人編)」で詳しく解説します。
個人年金保険に加入したい方の誤解
個人年金保険に加入されている方が結構いらっしゃいますが、私は、早く辞めて、他の金融商品へ投資することをおすすめします。
個人年金保険に入りたい方のニーズは以下のようです。
- 個人年金保険なら払った分は返ってくるから。
- 運用の良い貯蓄代わりになる。
- 国の年金制度は不安なので、自分で年金を用意したい
払った分は戻ってくる?
満期までかけられなければ、途中で解約すると、多くの場合元本割れします。
運用が良い?
銀行の預金とほぼ変わりません。現在の低金利の状態では、個人年金保険に預けたお金はほとんど増えないと言って良いです。
国の年金制度は不安なので、自分で年金を用意したい
このご時勢、このように考えることは当然のことだと思います。
そういった方に、おすすめの方法があります。
個人年金保険ではなく、個人年金保険より使い勝手が良く、利回りが良い終身保険を使います。
おすすめの年金の作り方 ~終身保険を個人年金保険の代わりに~
終身保険は万能な保険です。保障、貯蓄機能があり、将来、積立金を元に年金に変更できたり、介護保険にも変更できます。
個人年金保険は保障はありませんから、万が一の時は、積み立てた金額にプラスアルファ程度しか戻りませんが、終身保険は保障が大きいですから十分な保険金もあります。
また、貯蓄機能の運用利回りが良く、現在の個人年金保険よりも60歳時に受取れる金額は多くなるでしょう。
返戻率の表を手に入れましょう
ここでご紹介した個人年金保険、あるいは終身保険の返戻率を比べることが一目瞭然でしょう。
※返戻率とは、かけた分に対してどれだけ戻ってくるかの割合です。
各保険会社の商品の資料を入手し、返戻率を比較するのが一番手っ取り早い方法です。商品の詳細はネットでは公開されていませんから、資料請求する必要があります。
しかし、現在、生命保険会社は日本に45社ほどあるので、いちいち電話をして請求するのは面倒です。
そこで、複数社の資料をか一括見積もり、請求できる便利なサイトがあります。「保険市場」というサイトです。
現在、ウェブ上で、このような複数の保険会社の資料を、無料で一括請求できるサイトがいくつかありますが、このサイトが最も扱っている商品数が多く、情報も豊富です。
いくつ資料請求しても無料ですから、年金を作りたいとお考えの方は、まずはこのサイトで情報を入手してみてはいかがでしょうか?
以下のボックスから「年金保険」、あるいは終身保険の場合は「生命保険」を選び、年齢と性別を選択し、「見積もりスタート」を押すと、すぐに複数社の見積もり結果をご覧いただけます。
保険の専門家に直接会って、話をしたい、無料相談をしたい
「資料請求は面倒だ。」
「直接、専門家に会って相談したい。」
という方もいらっしゃると思います。
特定の保険会社に所属しない、ファイナンシャルプランナー(FP)が、無料相談に応じてくれるというサービスがあります。
FPと直接面談し、複数の保険会社の複数の商品の中から、相談者の要望にマッチしたオーダーメイドの保険を作成し紹介してくれます。その相談が無料です。
「真剣に年金の相談をしたい!」という方、最近結構多いようですが、どこに相談したら良いのか迷うところです。
「保険会社の外交員に相談するのはちょっと、、、。後でしつこく営業されたら困る。」という方、このようなサービスを利用してみてはいかがでしょう。
ネット上で必要事項を入力し、予約を取り、後日、現在加入の証券などを持って相談に行きます。