子供の生命保険の加入の仕方(男女共通)
子供の保険は学資保険!
と思い込んでいる方が結構多いのですが、
この学資保険、本当にあなたのニーズに合っている保険でしょうか?
将来の学費のための貯蓄
~学資保険の落とし穴~
子供の保険というと、真っ先に思い浮かぶのが、「学資保険」ではないでしょうか。学資保険に対しては、皆さん、1つの誤解があるようです。
学資保険というと、払った保険料が増えて戻る、預金より利子の高い積立と思われている方がほとんどです。
しかし、実際は掛け捨ての医療保険や親の死亡保障が付いているので、最終的に、積み立てている金額は、払った分より3割ぐらい少なくなるのが実情です。
そういった事実を考慮に入れて加入されている場合は問題ないでしょう。しかし、ほとんどの方は学資保険に入る目的は保障ではなく、貯蓄です。
私の、8年間の外務員経験では、ほとんどの方は銀行に預金するよりも増えて返ってくると勘違いして加入しているケースがほとんどです。
預金目的であれば、単純に銀行などで定積みする方がずっと将来返ってくる金額は良いです。皆さんが当初、保険で学資資金を貯めようと思った理由は主に以下の2つです。
- 目標額まで貯める前に、引き出して使ってしまわないようにしたい
- 銀行の定積みより高い金利で増やせるのでは
そのニーズを満たした保険かどうか、内容をチェックすることが大事なところです。
教育資金を貯めるのに適した保険
教育資金を貯めるのに適した保険は以下の2つです。
- 養老保険
- 終身保険
- 年金保険
養老保険
養老保険は満期時に、払った金額のほぼ100%が戻る保険です。世の中の学資保険といわれる保険のほとんどは70%ほどしか戻らないので(すべての学資保険が70%しか戻らないというわけではありません。中には100%以上戻るものもあります。)、それと比べるとかなり貯蓄機能は高いと言えます。
現在は、利率の高い米国ドル建の養老保険などもあり、100%以上の返戻率(払った金額に対して戻る率、以下返戻率と言います。)が見込めます。
現在、養老保険は様々なものが出ています。
特に積立利率変動型米国ドル建養老保険は為替リスク(逆に為替差益もあります。)はありますが、円建の養老保険より利率が高く、人気があります。
終身保険
終身保険も貯蓄率が高く、現在、教育資金を保険で貯めるという方はこちらを利用する傾向が高くなりつつあります。なぜなら、平準払いの保険(掛け金を月々払うような保険のこと)の中では一番養返戻率が高いからです。
設計の仕方に少し工夫が必要です。終身保険は普通、60歳とか65歳までの期間で保険料を払うよう設計されていますが、10年とか15年で払いきってしまうように設計すると返戻率は短い期間で飛躍的に上がるように設計できます。
教育資金を貯めるのに有効な終身保険は以下の通りです。
- H社:E-終身(低解約返戻金型終身保険)
- S社:一生のお守り(低解約返戻金型終身保険)
- ソニー生命:学資保険スクエア
- AF社:夢見る子供の学資保険
- G社:ドルサポート終身(米国ドル建積立利率変動型終身保険)
様々な終身保険
現在、様々な終身保険がありますが、特に、米国ドル建の終身保険が利率が高く、人気が出てきています。
年金保険
様々な年金保険がありますが、特に教育資金の準備には外貨建個人年金保険が利率が高く有効です。
図のように定期預金のように一時金を投入して、何年か据え置いて受け取るという非常に簡単な仕組みの商品です。
通貨は米ドル、ユーロ、豪ドル、円が選べます。据置期間(運用期間あるいは満期期間とも言います。)は3年、5年、7年、10年の中から選択できます。
為替リスクがありますが、為替リスクは逆に為替差益となるメリットもありますから、仕組みをよく知ってから加入すれば、仕組みは非常に簡単な商品ですから為替リスクはそれほど心配するほどのものではないと考えます。
利率は非常に高く、現在3%~4%の金利で運用が出来ますから(選択する通貨と据え置き期間により利率は変わります。以下の「利率について」を参照。)、豪ドル建てで10年据置で原資の140%以上の増加を見込めます。
外貨建個人年金保険の利率について
死亡保障編
基本的には必要ないが、必要な場合は定期保険または収入保障保険で親の老後の生活費の備えを
子供につける死亡保障はどのようなものが良いのか、という質問を良く受けますが、子供に対する保障は基本的に必要ないという考えから出発すると良いでしょう。
良く、万一の葬儀代替わりに300万円くらい付けておこうと言いますが、親にそれだけの貯金があれば保障はいらないでしょう。葬儀代で貯金を失いたくないという場合は別ですが。
また、死亡保障に関しては子供が何人かいる場合と、一人っ子の場合では考え方が変わってきます。
何人かいる場合は良いのですが、一人っ子の場合はその子供が万が一亡くなってしまうと、老後の自分たちの面倒を見てくれる人がいなくなります。
子供が大人になって親を経済的に助けているということはよくあることです。将来、頼れる子供がいないということになるとどうでしょうか?
縁起でもない話ですが、現実問題として、その援助分の資金は確保しておいた方が良いように思われます。実際、あまり知られていませんが、それで経済的に追い詰められている方々は本当に多いのです。
女の子の場合も注意が必要です。女の子一人とか女の子二人姉妹など、老後はどちらかにやっかいになる場合、男の子とはまた状況が違ってきます。
娘のお婿さんとうまくやれるのか、お婿さんが面倒を見てくれるのか、そうでなければ、その辺も経済的な不安要素になります。
定期保険または収入保障保険で、万一の際の、親の老後の生活費の備えをします。定期保険は一時金がおり、収入保障保険は月々、給料のように保険金がおります。
両方とも、掛け金も掛け捨てですからとても安いです。
お勧めの定期保険
定期保険でお勧めの会社は
40数社の日本で営業する保険会社の中で、保険料が業界で5本の指に入る安さです。
定期保険は掛け捨ての保険ですし、内容は死亡と高度障害を保障ということで、それはどの保険会社も共通ですし、保険金がおりる条件も、自殺の免責期間部分などを除けば、大枠は同じです。
これは、日本で営業する全ての保険会社は金融庁の打ち出す「保険業法」という法律に則って商品を作成しているため、また商品を作る際も、この金融庁の許可がいるため、どの保険会社も保険金がおりる条件は原則的には同じになるのです。
ですから、この掛け捨ての定期保険ならば保険料が安いに越したことはありません。
お勧めの収入保障保険
収入保障保険でお勧めの会社は
40数社の日本で営業する保険会社の中で、保険料が業界で5本の指に入る安さです。
収入保障保険は掛け捨ての保険ですし、内容は死亡と高度障害を保障ということで、それはどの保険会社も共通ですし、保険金がおりる条件も、自殺の免責期間部分などを除けば、大枠は同じです。
これは、日本で営業する全ての保険会社は金融庁の打ち出す「保険業法」という法律に則って商品を作成しているため、また商品を作る際も、この金融庁の許可がいるため、どの保険会社も保険金がおりる条件は原則的には同じになるのです。
ですから、この掛け捨ての収入保障保険ならば保険料が安いに越したことはありません。
医療保障編
~自治体の医療費助成~
けが・病気のリスクに関しては、子供の場合、医療費は小学校に上がるまでは自治体で全額援助してくれます。
中には、中学生まで援助してくれるという自治体もあります。入院や手術をしなくても、かかった医療費はすべて無料という訳です。
※一部の自治体では全額援助できない自治体もあります。詳しくは各自治体へご連絡ください。
※会計上の「医療費」という部分が無料です。入院時の宿泊費、医療器具(松葉杖、車椅子等)の「医療費」ではない部分は無料にはなりません。
自治体の医療費補助がありますので、小学校あるいは中学校に上がるまでは、基本的に民間の医療保険は必要ないことになります。自治体の保障が切れる頃、民間の医療保険を考えるのが良いと思います。
それでも、安心のため医療保険に加入したいという方もいらっしゃると思います。そこで医療保険の選択のポイントをご説明したいと思います。
終身型の医療保険のメリットとデメリット
メリット:一生涯、保険料が変わらない。
デメリット:保険料が定期型より高い。
将来的に子供が就職したら、契約者変更(名義変更)をし、子供が引き継いでかける考えです。
子供は保険料の上がらないこの医療保険を、終身に渡って掛けられるというメリットと、保険料の安い子供のときに掛け始めているので、保険料が安いまま引き継げるというメリットがあります。
しかし、総払込保険料は、実質、定期型より高くなります。
定期型の医療保険のメリットとデメリット
メリット:保険料が終身型より安い。
デメリット:更新の度に保険料が高くなる。
子供が独立する18歳~22歳までは親がかけてあげるというスタンスで行くなら、掛け金の安い定期型が良いでしょう。
独立したら、子供が自分たちでそれぞれ考えて医療保険に入ればいいのですから、それまでの保障があればいいという考えです。
設計プラン例
終身型医療保険または定期型医療保険
終身型の医療保険を日額10,000円の契約で加入するというのが、多くの方が加入しているパターになります。
日額を10,000円にして病気でもケガでもガンでもなんでもオールマイティに10,000円おりるというのが、わかりやすく合理的な加入方法ではないでしょうか。
医療保険の特約は種類が多く、やたらとオプション(特約のこと)をつけると保険料はそれだけ高くなります。
その保険料を一年間ためておいたほうが、貯金が増えて良かったというぐらい高額な医療保険にはいるのはお勧めできません。
特約は、それでも不安がある場合に付けるというスタンスが良いと思います。
成人病に該当しなかったり、女性疾病として該当しなければその特約からは給付金はおりませんから、何でもおりるように基本の部分(主契約のこと)を10,000円にして入るのが合理的です。
基本は預貯金と日額10,000円の医療保険で医療費を補います。
お勧めの医療保険
なぜ、お勧めなのかは、その保険料の安さにあります。日本で営業する生命保険会社は全部で40数社ありあますが、その中でベスト5に入る安さを提供しているのがこれらの保険会社です。
医療保険は掛け捨ての保険ですし、一生涯必要な保険ですから、保険料は安いに越したことはないという理由から、これらをピックアップしました。
資料請求をして詳細な情報を入手 ~無料でできる一括資料請求~
なんといっても保険商品の仕組みを知るためには、パンフレットを見ることが一番です。
これからは自己責任の時代です。昨今、保険金不払い、公的年金の不払い問題など、信じられない事件がニュースでよく取り上げられています。
他人に全てを任せっきりにするのは危険です。情報をこちらも把握することがトラブルを防ぐには重要なことと言えます。
保険はいざというとき保険金が出なければ意味がありません。いざというとき確実に保険金が出るよう、契約に際しては十分に情報を把握しておくことが必須です。
ネットで各保険会社のホームページから商品の仕組みを知ることはできますが、パンフレットほど詳しく説明は書かれていません。
セールスレディなどの保険外交員に聞くといっても、いきなり聞くのはストレスがあると思います。
資料請求は無料ですから、気になる商品はどんどん資料請求をして、情報を蓄えるのが良いと考えます。
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保険市場の資料請求の仕方はこちら≫
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この検索ボックスの補足説明
保険種類のカテゴリーについては、以下の説明を参考にしてください。
- 「生命保険」とは・・・ここでは主に定期保険、終身保険、収入保障保険をいっています。
- 「医療保険」とは・・・ここでは主に医療保険をいっています。※医療ということですが、介護保険等は掲載されていません。
- 「女性保険」とは・・・ここでは女性のニーズに特化した医療保険をいっています。
- 「学資保険」とは・・・ここでは主に学資保険と子供のための保険をいっています。
- 「がん保険」とは・・・がん保険をいっています。
- 「年金保険」とは・・・年金保険、養老保険をいっています。
- 「シニア保険」とは・・・介護保険、既往症がある人向けの医療保険、あるいは終身保険をいっています。
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他にも、楽天の保険、生命保険ベストナビ
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