医療保険の無事故ボーナスって得なの?
契約期間中に無事故だとボーナスが貰える保険があります。
「無事故ボーナス」、「健康祝い金」という名前で呼ばれています。
ボーナスが貰える、と聞くとなんだか得なような気がします。
しかし、思わぬ落とし穴があるのです。
無事故ボーナス付きの保険の落とし穴
無事故ボーナスは、よく医療保険とセットになっています。
契約後、10年経ち、一度も給付金の請求をしなかった場合、ボーナスが支払われるというものです。
「ボーナス」、「祝い金」と聞くと、保険会社がお金を出してくれるように感じますが、実は、お客さんが支払っている保険料の一部を返還するだけです。
無事故ボーナス付きの医療保険に契約した場合、始めから、その保険料にボーナス分が上乗せされているのです。
要するに、ボーナス貰えて嬉しいと思っていても、そのお金は自分で支払ったものということです。
ボーナス分の支払いをするために、ボーナスの無いシンプルな医療保険に比べて、毎月の保険料は高くなっています。
途中で給付金をもらった人が一番損!?
途中で、給付金をもらった人が一番損をします。
無事故ボーナス付き医療保険は、無事故ならボーナスがおりるというものなので、途中で給付金をもらった人は、ボーナスはもらえません。
そして、その間支払った保険料のボーナス分上乗せ部分は戻ってきません。
私の考えは、無事故ボーナス付きの保険に入るのではなく、シンプルな保険に入ることをお勧めします。